三重県などが5日に発表した新型コロナウイルスの感染者は計24人で、県内で1日に発表された感染者としては最多となった。三重大医学部生のクラスター(感染集団)は、新たに7人の学生の感染が判明し、計22人に膨らんだ。県発表の感染者は延べ179人。
24人の内訳は、20歳代7人、50歳代6人、40歳代4人、30歳代3人、10歳代、60歳代各2人。居住地は津市が最多の7人で、鈴鹿市6人、四日市市3人など。
新たに感染が判明した三重大医学部生7人のうち6人は、感染が判明している別の学生と県内でボウリングをするなど、一緒に行動していたという。県は引き続き、授業や部活動などの接触者の調査を進める。県によると、厚生労働省のクラスター対策班の担当者が県内入りしており、支援を始めた。
このほか、四日市市の20歳代の看護師女性は、7月に名古屋市の友人宅で宿泊したり、同市内で友人と食事したりしていた。女性が勤務する四日市市内の病院は、8月5日から外来と入院の受け入れを一時中止、市は職員や患者らの調査を進める。