高齢女性の保護に貢献したとして、山口県警防府署は防府市立中2年の2人に感謝状を贈った。
2人は7月12日午後8時頃、塾から帰宅途中に同市駅南町の市道で、雨の中、傘も差さずに顔から血を流しながら歩いている市内の90歳代女性を見つけた。
しばらく様子を見ていると、女性は同署前のバス停付近の段差で転倒。2人は同署や塾に駆け込んで助けを求め、女性は救急車で市内の病院に搬送された。命に別条はなかった。
同署で6日に開かれた贈呈式で、錨敏之署長は「よくやった」と評し、感謝状を手渡した。2人は「勇気を出して話しかけてよかった」、「助けが必要な人がいたら、次も迅速に行動したい」と話していた。