あおり運転厳罰化後で初の逮捕…大分の46歳男、執拗クラクション「包丁で刺すぞ」

大分県警別府署は18日、同県日出(ひじ)町、派遣社員・三浦貴正容疑者(46)=暴行、脅迫罪で起訴=を道路交通法違反(あおり運転)の疑いで再逮捕した。警察庁によると、あおり運転を厳罰化した改正道交法が6月30日に施行されて以降、同容疑での逮捕は全国で初めて。
逮捕容疑は7月10日午後10時ごろ、大分県別府市北浜の国道10号で車間距離を詰めるなどのあおり運転をした疑い。容疑を認めているという。
別府署捜査幹部によると、三浦容疑者は軽自動車を運転中、約5分間、3キロにわたって背後から前方の乗用車との車間距離を詰めた。時速は約60キロで被害者の後方約3メートルまで迫り、クラクションを断続的に鳴らし続けた。
左車線から前方に割り込もうとした際、車の右後方と相手の車の左前部が接触し、停車。会社員の男性(24)を車から降ろそうとして首や肩を引っ張るなどの暴行を加え、「包丁で刺すぞ」と脅したという。同署は、7月23日に暴行と脅迫容疑で同容疑者を逮捕。その後の捜査で、ドライブレコーダーや周辺の防犯カメラからあおり運転だったことを特定した。
県警は一連のあおり運転について、妨害運転罪の「車間距離不保持」「進路変更禁止違反」「警音器使用制限違反」に該当すると判断。違反した場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。また、高速道路で他の車を停止させるなど特に危険な行為については5年以下の懲役または100万円以下の罰金となる。いずれも即免許取り消し処分となり、2年または3年の間、再取得できない。