太平洋戦争当時、福島県内に強制連行され犠牲となった朝鮮人労働者の慰霊祭が23日、郡山市田村町の東山霊園で行われた。日朝友好福島県民会議と朝鮮総連県本部が主催。戦後75年の節目を迎え、霊園内にある追悼碑に約50人が献花した。
慰霊祭は碑が建立された1995年からほぼ毎年開催。県民会議などによると、県内では炭鉱や鉱山、発電所など約120の事業所に5万人近くの朝鮮人が強制連行され、少なくとも146人が命を落としたとされる。戦後廃棄された資料も多く、正確な実態は分かっていないという。
県内の強制連行について調査してきた金鳳植(キムポンシュク)さん(85)は、「1世たちは皆、苦労したと思う。SNSなどでヘイトスピーチが重なる風潮を危惧している。過去を風化させてはならない」と語った。【寺町六花】