時短営業延長要請「すかいらーくグループ」従う「串カツ田中」「カラオケ館」深夜営業継続

東京都は27日、新型コロナウイルスの感染者が新たに250人確認されたと発表した。累計の感染者数は2万人を超え、2万96人となった。小池百合子知事(68)はこの日の臨時記者会見で、23区内の酒類を提供する飲食店とカラオケ店への午後10時までの営業時間短縮要請を、9月15日まで延長すると発表した。ただ、感染収束の見通しが立たない中での要請延長には不満の声も多く、大手飲食チェーンやカラオケチェーンの対応は分かれている。
都が営業時間短縮要請の継続を決定したことを受け、大手飲食店・カラオケ各チェーンでは9月1日以降の営業態勢について協議したが、対応は分かれた。
23区内で「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」など約370店舗を運営するファミリーレストランチェーン最大手「すかいらーくグループ」では、これまでも全店舗で午後10時までの時短営業を実施してきたが、都の要請に従い来月15日まで継続することを決定。広報担当者は「お客様と従業員の健康第一ということは変わりません」と説明した。23区外の都内店舗は通常の営業時間に戻す。
一方、午後10時以降の営業を継続していた「串カツ田中ホールディングス」では1日以降も23区内の約50店舗で深夜帯の営業を続ける。広報担当者は「感染対策をしっかり行った上で営業します」と説明。6月12日以降、同チェーンの象徴と言うべき「二度づけ禁止ソース」の容器「ソース缶」は感染予防の一環で使っておらず、現在はディスペンサーを使用している。
カラオケチェーンでは、23区内に75店舗を展開する「カラオケ館」が都の要請に従わない方針。「(新型コロナ感染防止の)安全対策をした上で、通常営業していく予定です」とした。今月3日の要請開始当初は協力していたが、中旬頃から一部店舗を除き、基本的に深夜も含む通常営業に戻したという。担当者は「カラオケ喫茶のようなところで発生したクラスター(感染者集団)が風評被害になっている。カラオケボックスでは発生していないのですが…」と困惑していた。