食べログ評価「不当低下で客激減」焼き肉チェーンがカカクコムに賠償求め提訴

飲食店の口コミサイト「食べログ」が計算方法を変えたためにチェーン店の評価点が下がり、来店客数が激減したとして、焼き肉チェーン店を運営する「韓流村」が、食べログの運営会社「カカクコム」に約6億4000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。11日に開かれた第1回口頭弁論で、カカクコム側は請求棄却を求めた。
訴状によると、食べログは2019年5月21日に評価点の計算方式を変えた。韓流村が展開する焼き肉チェーン店「KollaBo」では全21店の評価点が平均で約0・2ポイント下落。KollaBoの場合、変更前と比較すると、食べログ経由での来客数が月5000人以上落ち込み、売り上げも約2200万円下がった。ブランド価値も傷つけられたと主張している。
さらに韓流村の調査では、少なくとも別のチェーン店44店舗でも0・1点以上、評価点が下がったという。こうしたことから「表示順位を上げるための広告費を韓流村を含むチェーン店側に支払わせようとした」などと訴えている。
公正取引委員会は3月、食べログを含む飲食店ポータルサイト17社の調査報告書を発表し、優越的地位にあるサイトが飲食店に不当に不利益を与えるのは独占禁止法違反に当たるおそれがあると指摘した。韓流村側は、今回のケースがこれに該当するとしている。
カカクコムは取材に対し「訴訟に関するコメントは控える。今後も食べログの利便性向上とサービス拡充に努めていく」とコメントしている。【遠山和宏】