自民大阪府議団が幹事長を厳重注意 府連方針に反し、都構想賛成発言繰り返す

大阪市を廃止・再編する「大阪都構想」について、反対する自民党大阪府連の方針に反し、賛成する発言を繰り返して府民に誤解を与えたとして、自民府議団の奴井(ぬい)和幸総会議長は18日、府議団の原田亮幹事長を厳重注意したと発表した。原田幹事長は陳謝したといい、取材に対しては「今後は賛成の立場での発信は控えないといけない」と答えた。
自民党大阪府連は8月、都構想の住民投票に反対の立場で臨むと組織決定。府議団内の一部の賛成派議員らに、府連方針に反する発信を控えるよう伝えていた。9月14日に都構想の実現に前向きな菅義偉氏が自民党総裁に選出されると、原田氏はテレビ番組などで、「賛成派は府連内で肩身が狭かったが、我々にとって大きな力になる」「住民投票にも有利に働く」などと発言した。
奴井総会議長は府庁で記者会見し、8月28日の府議会の採決で府議団16人のうち11人が制度案に反対したことを踏まえ「議員団幹事長の肩書があり、全員賛成と捉えられるのは非常に遺憾」と強調。「幹事長への厳重注意はおそらく自民党府議団で初めてのことだ」と話した。府議団所属の議員らが出演し、賛否両論併記する形で配信することが決まっていたインターネット上の動画発信の実施も再検討する考えを示した。【石川将来】