スウェーデン・アカデミーは8日、2020年のノーベル文学賞を、アメリカの女性詩人ルイーズ・グリュックさん(77)に授与すると発表した。毎年、有力候補に挙がっている作家・村上春樹さん(71)は今年も受賞を逃した。
村上さんが卒業した兵庫・西宮市の香櫨園(こうろえん)小学校では、ランチルーム交流室に同級生や学校関係者ら20人が集まり、現地発表の模様をモニターで見守ったが、「アメリカン」「リリック(詩)」という言葉を聞くと、空気が固まった。
数年前までは同級生が連絡を取り合って集い、母校で快挙を祈るのが定番行事だったが、高齢になったため今年の“同窓会”は見送りになった。7、8年前から来校している同級生の頭井治男さん(71)は「きのうまでは来るつもりはなかったけど、時間があったし、気になったので」と1人で訪れたが、願いは届かなかった。「残念ですけど、しょうがない。また来年。毎年、毎年ですけど。取るまで来るかも分かりません。いずれは取ると思う」と、あきらめていなかった。