「感染症対策に万全期す」「安堵した」宮内庁関係者 立皇嗣の礼挙行に準備本格化

4月の延期から約半年、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)となられたことを示す「立皇嗣(りっこうし)の礼」の挙行日が11月8日に決定した。これを受け、宮内庁関係者からは「感染症対策に万全を期したい」「安堵(あんど)した」などの声が上がった。今後、儀式に向けた準備を本格化させる。
立皇嗣の礼は当初、4月19日に挙行することが決定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期に。その後も政府と宮内庁が水面下で日程調整を続けてきたが、ある宮内庁幹部は「社会生活が大きく制限されている中、国民の祝福を受けられる状況なのか、という声もあった」と明かす。
一方、夏以降、政府は「Go To トラベル」など、観光業や飲食業への支援策を開始。社会、経済活動の再開に向けた動きも活発化しており、「理解が得られる状況になってきた」(宮内庁幹部)とみる。
宮内庁の西村泰彦長官は8日の定例会見で、新嘗祭(にいなめさい)(11月23日)など秋に予定される皇室行事と近接することを避けるため、宮内庁側から同月8日の挙行を提案したと明らかにし、「宮内庁としてもふさわしい時期だと考えている。万全な感染症対策を講じていきたい」と述べた。
決定を受け、ある宮内庁職員は「(立皇嗣の礼は)一連の儀式の締めくくりとなるので、決まって安堵した」と話した。挙行日は既に1カ月先に迫っており、担当職員は、参列者への招待状送付などの準備作業に着手したという。