死亡女性は腹など十数カ所刺され 容疑者、強い殺意か 神戸・ヤマト運輸2人殺傷

神戸市北区にあるヤマト運輸の集配所で、パート従業員の男女2人が殺傷された事件で、兵庫県警は8日、死亡した広野真由美さん(47)が腹や胸、背中など十数カ所を刺されていたと発表した。一部の傷は貫通していた。県警は、別の男性従業員に対する殺人未遂容疑で逮捕された集配所の元パート従業員、筧(かけい)真一容疑者(46)が強い殺意を抱いていたとみている。
県警によると、司法解剖の結果、死因は肝臓や肺などを刺されたことによる急性失血死だった。身を守った際にできる傷は手や腕になかった。筧容疑者は「(広野さんが)車を降りたところを襲った」と供述しており、不意を突いたとみられる。
事件前日の5日、筧容疑者は仕事ぶりを男性に注意されて立腹して言い争いに。広野さんが仲裁した際、筧容疑者の手が当たるトラブルがあった。広野さんは上司の勧めで県警神戸北署に相談に行ったが、「(筧容疑者と)関係は悪くない」とし、結局は被害届を出さなかった。【韓光勲】