北海道は28日午前、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、独自に設定している5段階の警戒ステージについて、最も低い「1」から「2」へ引き上げることを決めた。道内では、9月下旬から感染が再び拡大し、今月24日には1日当たりの新規感染者数が過去最多の60人に上っていた。
「2」への引き上げにより、道は、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づき、飲酒を伴う会合への参加など感染リスクが高い行動の自粛や、テレワークの推進、時差出勤の活用などを呼びかける。11月10日までの2週間を「集中対策期間」とし、PCR検査の積極的な実施など対策を強化する。
鈴木直道知事は「これ以上感染が拡大した場合、道民に不要不急の外出自粛など、さらに強い措置をお願いせざるを得なくなる。この段階で抑え込んでいくことが極めて重要だ」と述べた。