調布の陥没地点近くに地下空洞、有識者委「直ちに影響なし」…住民「ほかにもあるのでは」

東京都調布市の住宅街で市道が陥没した問題で、現場地下でトンネル工事を進めていたNEXCO東日本は5日、臨時の有識者委員会を開いた。陥没地点から北側40メートル地点の地下に空洞が見つかったことを受けたもので、直ちに地表に影響がないことを改めて確認した。
同社や有識者委員会によると、今回見つかった空洞の上には固い粘土層があり、3階建ての建物の重さに耐えられる地盤だという。一方、空洞内に地下水が流れていることもわかった。地下水が空洞の形成に影響した可能性もあることから、同社では今後、地下水の流れについて調査を行うという。
また、同社は市道陥没を受け10月下旬から8か所でボーリング調査を行ってきたが、空洞地点の北側と東側でさらに2か所、調査地点を追加することを明らかにした。空洞があった場所の地盤と比較し、緩みがなかったかどうかを確認する。
住民ら「心配」

空洞が見つかった現場付近では、住民から不安の声が上がった。
同社と調布市職員から4日午前、近くに空洞が発見されたと説明を受けた住民(73)は、「陥没だけではなかったのか」と驚いた様子。「家が急に傾いたらどうしようかと思ってしまう。調査結果をしっかり教えてほしい」と要望した。
9月にトンネル工事が行われた真上に住む住民(64)は「トンネル工事と同じタイミングで、隣家との間にある塀に亀裂が入った。ほかにも空洞が見つかるのではないかと心配だ」と話していた。