兵庫・井戸知事が来年7月退任「組織の若返り、活性化必要」

兵庫県の井戸敏三知事(75)は11日の県議会本会議で、次期知事選に立候補せず、来年7月の任期満了をもって退任する意向を表明した。井戸知事は会見し、自身の年齢に触れながら「長年知事を続けると発想と行動がパターン化する。残された課題は新しい時代に引き継ぐ」と述べ、5期に及ぶ長期県政の硬直化の懸念と、若返りの必要性を理由に挙げた。
この日の県議会本会議で井戸知事は、コロナ禍の現状を踏まえ「従来の延長線では対応できず、新たな発想と行動力、先見性が必要。県庁組織を若返らせ、活性化させねばならない」と退任理由を説明した。
来夏の次期知事選では、金沢和夫副知事の出馬が有力視される。井戸知事は後継指名については明言しなかったが、「一緒に仕事をしてきた。その意味で望ましいとはいえる」とした。
井戸氏は現在の同県たつの市出身。東京大法学部を卒業後、昭和43年に旧自治省に入省。県副知事などを経て平成13年から県知事。阪神大震災からの復興の陣頭指揮に立ち、行財政改革を推し進めた。前回29年の知事選で県政史上初の5選を果たした。
次期知事選をめぐっては、自民党県議団がこの日、金沢副知事の擁立を目指すことを決定。日本維新の会の地域支部「兵庫維新の会」は、年度内にも独自候補を発表するとした。