神奈川県座間市のアパートで2017年に男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交等殺人罪などに問われた白石隆浩被告(30)の裁判員裁判は15日、東京地裁立川支部で判決公判が始まった。矢野直邦裁判長は主文言い渡しを後に回し、判決理由の朗読から始めた。
検察側は、全ての被害者が殺害されることを明確に拒絶していたと指摘。「2カ月間に9人もの未来ある若者の命が奪われた。前代未聞の猟奇的な事件で、万死に値する」と死刑を求刑した。これに対し弁護側は、被害者は殺害に同意していたとして承諾殺人罪の適用にとどまるとし、死刑回避を訴えていた。
起訴状などによると、被告は17年8~10月、ツイッターなどで自殺願望をほのめかした当時15~26歳の男女9人を自室に誘い、女性8人に性的暴行したうえ、9人の首をロープで絞めて殺害したなどとされる。【林田奈々】