日本の探査機「はやぶさ2」のカプセルから確認された小惑星リュウグウの黒い砂粒や石などの試料は、目標(0・1グラム)を上回る量だったことがわかった。宇宙航空研究開発機構(
JAXA
( ジャクサ ) )が15日、発表した。
はやぶさ2のカプセルには、リュウグウの試料を収める小箱が入っている。小箱は、地表への着地ごとに採取した試料を見分けられるように三つの部屋に区切られており、15日はそのうちの一つを開けた。
その結果、小箱の外で確認された14日に続き、黒い粒子が多数入っているのが見つかった。2019年2月に実施した1回目の着地で採れた地表のものという。
チームは、地球到着時のカプセルが完全に密封されていたことや粒子の色の特徴から、リュウグウのものと判断した。数ミリ・メートルサイズの石も「ごろごろ、どっさり入っていた」といい、目標量を確実に超えたとみている。年明けに2回目も採取できたかどうか調べる。
運用責任者の津田雄一・プロジェクトマネージャは、15日のオンライン記者会見で、「はやぶさ2はミッションを完全完遂できた」とのコメントを寄せた。
また、カプセルから採取したガスも分析した結果、リュウグウ由来と断定。地球外からガスを持ち帰るのは世界初だという。