【安倍“お友達ねぎらい”内閣を丸裸】
田中和徳・復興大臣(神奈川10区・当選8回・70歳)
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「安倍首相はよく入閣させたな」――。適齢期を優に過ぎた当選8回での初入閣に、驚きの声しきりだ。地元では「塀の上を歩く人」と呼ぶ人もいる。こっちがシャバであっちが……。サラ金やパチンコ業界との癒着、暴力団との関係、口利き疑惑とダーティーな醜聞には事欠かない。
財務副大臣在任中の2006年に自身の政治団体が開催した政治資金パーティ―で、指定暴力団・稲川会系組長が取締役を務める企業が40万円分のパーティー券を購入していたことが判明。田中氏は記載ミスと釈明し、修正した。
サラ金業界のパーティー券購入や、パチンコ業界の「政治分野アドバイザー」のメンバーであることも報じられている。
●選挙は強い
1949年、山口県生まれ。法大卒業後、神奈川県議秘書、川崎市議、神奈川県議を経て、96年に初当選し、8回連続当選。
「古くからの自民支持者をガッチリ固めている。国会議員になっても、こんなところにまでというくらい、地元の祭りや行事に顔を出す」(地元野党関係者)
●ヘイトスピーチ
選挙区の川崎は在日外国人が多く、今でもヘイトスピーチのターゲットにされている。17年2月に市民集会で、「自治体で条例をつくるなどして解決していくのは私たちの使命」と語った。永住外国人への地方選挙権付与に「どちらかといえば賛成」の立場だ。
財務副大臣時代の07年、政府系金融機関からの融資を口利きした見返りに「手数料」を要求した疑惑が、週刊誌で報じられた。本人は事実関係を否定したが、地元で金融相談を日常的に行っているとして「今日も2件紹介申し上げた」とコメント。現職の財務副大臣が金融機関に取り次いでいることを認めた。
●「酒の安売り禁止」
「街の酒屋さんを守る国会議員の会」会長として「酒の安売り禁止法案」を推進。「地方の商店街で中核的な役目を果たしてきた酒販店が衰退の一途をたどる現状を、何とか食い止めなければならない」ともっともらしいことを言っていたが、全国約10万人の酒店主が加盟する「全国小売酒販組合中央会」が母体の政治団体「全国小売酒販政治連盟」から、03年までの3年間に計85万円の献金を受けていた。カネをもらっての“正論”だった。
「メディアや野党はあまたの疑惑を再度洗い直している」(永田町関係者)
改造内閣の“火薬庫”にいつ火がついておかしくない。