陣営の公選法違反事件で栃木県知事が反省の弁 宇都宮市議会議長は辞表提出

栃木県知事選(10月29日告示、11月15日投開票)をめぐり、福田富一知事陣営の関係者が県警に書類送検された公職選挙法違反事件。福田知事は22日、県庁で取材に応じた。公選法への抵触が疑われる文書が作成、郵送された背景について「コロナ対応などで出馬表明が遅くなり、後援会の周囲の人まで目が届かなかった」と説明し、「後援会としてもっと関与し、注意喚起すべきだった」と反省の弁を述べた。
告示前の10月下旬、知事の母校、県立宇都宮工業高校の野球部OB会の会員約700人に知事への支援を呼びかける文書が郵送された。書類送検された宇都宮市議会の桜井啓一議長(58)によると、文書は知事の次男の福田陽(あきら)市議(36)=同容疑で書類送検=らが原案を作成。桜井氏が加筆修正したという。
桜井氏は22日、市議会の各会派代表者会議で陳謝。「後援会入会を勧める内容で、違法である認識がなかった。自覚がなく軽率だった」などと説明している。すでに議長職の辞表を提出していて、23日にも認められる見込みだ。
また陽氏も「無責任な関わりをした。応援してくださった方には申し訳ない。これからの仕事で返していく」と話した。