住宅屋根から落雪か、父娘死亡…女児が首まで雪に埋もれる事故も

12月としては記録的な豪雪となっている北海道岩見沢市で22日夜、住宅の屋根から落ちてきたとみられる雪に埋もれた男女2人が見つかり、死亡が確認された。道警によると、市内では落雪や雪下ろしの転落などによる事故がこの日だけで5件発生し、23日も女児が首まで雪に埋もれる事故が発生した。
道警岩見沢署の発表によると、22日午後11時10分頃、同市栄町の前場茂光さん(84)宅の軒下で、前場さんと、近くに住む娘の森琴枝さん(59)が、高さ約1・8メートルの雪山に埋もれた状態で見つかり、2人はその後死亡が確認された。
家の壁にはしごが立てかけられ、周囲にベニヤ板とスコップもあったことから、同署は、2人が何らかの作業中に2階屋根から落ちた雪の下敷きになったとみて調べている。
近所の住民によると、森さんは、一人暮らしの前場さんをよく訪ねていたといい、無職男性(70)は「前場さんは長年、農業をやっていて、森さんは農作業を手伝う人の良さそうな女性だった」と振り返った。
同市によると、今冬は雪にかかわる市民からの苦情や相談などの電話が、23日午前までに約950件に上っている。屋根の雪下ろしを求める声も多く、市は業者を紹介している。
市内では23日、下校途中だった小学1年の女児(6)が車庫から落ちた雪で首まで埋まり、救助された。道警によると、今冬は雪下ろしや屋根からの落雪などの事故が12月に入って急増し、同日午後5時現在で16件の事故が発生、死傷者は14人に上る。
雪がやんで暖かくなると作業をする人が増えるが、気温上昇で落雪しやすいといい、道警地域企画課は「複数人で雪下ろし作業を行ったり、軒下に入り込まないようにしたりして事故防止に努めてほしい」と注意を呼びかけている。