新型コロナウイルス対策で、京都市などが食事中の「黙食(もくしょく)」を呼び掛けている。食事のためマスクを外す間は会話をせずに食べることに徹しよう、との趣旨。市観光協会のホームページで掲示用のポスターをダウンロードできるようにし、飲食店や宿泊施設などに利用を促している。
「黙食」を呼び掛けるポスターは、福岡市にあるカレー店が製作して話題となり、京都市が同店から利用の許可を得た。感染防止策として、飲食中の会話は控えるよう求められているが、飲食店としては、会話が弾んでいる食事客に口頭で注意しにくいという。
中京区のそば店「本家 田毎(たごと) 三条寺町本店」は、店頭と店内に計5枚を貼り出した。コロナ禍以降の売り上げは、前年から4割減ったという。堀部和宏社長(50)は「本来はわいわいと会話しながら食事を楽しんでもらいたいが、緊急事態宣言の期間だけでも黙々と召し上がってもらえたら。これを機に、素材一つ一つをより味わってもらいたい」と話した。【南陽子】