日本医師会会長、来月7日の緊急事態宣言解除は「現実的ではない。極めて慎重に判断すべき」

日本医師会の中川俊男会長は27日の会見で、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2月7日を期限として発令されている緊急事態宣言について「(7日の)解除は現実的ではない。解除は極めて慎重に判断すべき」との認識を示した。
中川氏は宣言対象地域の感染状況について「ここ数日、新規感染者数が前週を下回る状況も出てきており、(宣言による)一定の効果が出ているとも思われますが、過大な評価は避けなければならない」と述べ、「気を抜ける状況ではなく、いま解除すればこれまで以上に緩みが生じる」と危機感を示した。
宣言解除の目安について中川氏は、政府の新型コロナ分科会が示す4段階の感染状況と6つの指標を引き合いに「(宣言対象地域で)6つの指標の全てがステージ2(感染漸増)の基準になるか、あるいはステージ3であるもののステージ2になる可能性が確実になった時点で解除の検討を開始すべきだ」と解除の検討は時期尚早との見方を示した。
分科会は、感染状況の4つのステージのうち、どれに該当するかを〈1〉「病床のひっ迫具合」〈2〉「療養者数」〈3〉「PCR検査の陽性率」〈4〉「新規感染者数」〈5〉「直近1週間と前の週の感染者数の比較〈6〉「感染経路が不明な人の割合」の6つの指標をもとに判断してきた。
政府は宣言解除目安について、最も深刻なステージ4(爆発的な感染拡大)からステージ3(感染者の急増)の水準まで下がることを目安としている。
東京都は27日、新型コロナウイルスの感染者が新たに973人確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者数は2日ぶりに1000人を下回った。重症者は前日より11人増の159人となった。