北海道は14日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が新たに留萌(るもい)地方の個人宅で行われた「スポーツサークルメンバーによる飲食会合」で発生したと発表した。参加した6人全員の感染が確認された。
マスクを外すなど、感染予防策をとっていなかったことが原因とみられる。道の担当者は「個人宅でも5人以上、2時間超の会合は控えてほしい」と注意を呼びかけている。
道によると、感染者はスポーツサークルのメンバーの一部で30~40代の計6人。個人宅に集まって酒を飲む「宅飲み」を2月上旬に1回、2時間を超えて行っていた。6人とも症状は軽いという。
北海道では14日、2人の死亡と52人の感染が確認された。道内の死者は計639人、死者は延べ1万8493人(実人数1万8448人)となった。14日午後6時時点の患者数は832人で、このうち重症者は14人。
14日に死亡が確認されたのは、道発表分の80代女性と性別や年代が非公表の1人。感染者は、札幌市29▽旭川市3▽小樽市2▽石狩地方6(恵庭市3、千歳市2など)▽後志(しりべし)地方4(倶知安町1など)▽胆振(いぶり)地方1▽留萌地方7-の52人。