ハメを外すにも程がある。
昨年9月、東京・三宅島で行われた早大のダイビングサークルの合宿中、飲酒運転で事故を起こし、同乗者6人にケガを負わせたとして、警視庁交通捜査課は、学習院女子大の学生(20)を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)、女子学生が飲酒していたことを知りながら同乗した男女7人を道交法違反の疑いで書類送検した。
また、無許可でワンボックスカーを1日当たり1万2000円で学生らに貸し出したとして、民宿のオーナー(62)も道路運送法違反の疑いで書類送検された。
この早大ダイビングサークルは、他大学の学生と共に活動する「インカレサークル」で、男女38人が昨年9月14日から4泊5日の日程で三宅島を訪れていた。最終日となった同18日は深夜1時からビデオ上映などの引退式が行われ、早朝5時から宴会が始まった。メンバーは男21人、女17人で19歳の未成年者も数人いた。それぞれワインや日本酒をガブ飲みし、日が昇っても宴は続いた。
一行は、その日の船便で東京に戻ることになっていた。メンバーたちは昼前、借りていたワンボックスカー5台に乗り込み、港へ向かった。午前11時55分ごろ、5台の車で三宅一周道路を走行中、最後尾を走っていた女子学生運転の車が電柱にドカンと激突。同乗者7人のうち6人が足の骨を折るなどの重軽傷を負った。電柱は折れ曲がり、警ら中の警察官が現場に駆け付けた。女子学生はハンドルを握る前、ワインボトルを一気飲みしていた。
「合宿は毎年恒例の行事ですが、昨年はコロナの影響もあり、島は医療体制が脆弱なことから、東京から学生が大挙して来ることに島民は皆、神経をとがらせていた。そんな中、学生たちは東京を出発し、島行きの船に乗り込むと船内で酒を飲みだし、ドンチャン騒ぎを始めた。その情報は島に伝わり、警察も警戒していた。そうしたらあろうことか、酒を飲んで事故を起こした」(島関係者)
調べに対し、女子学生は「運転しながら眠ってしまった。飲んでいない人に代わればよかった」と供述。民宿のオーナーは「(レンタカーの)許可がいるとは知らなかった」と釈明し、学生が飲酒運転していたことについては「アルコールチェッカーを渡していた」と話しているという。
「学生たちが宿泊していた民宿は、宿泊棟が独立したつくりになっていて従業員の目が届かないため、ある意味、ムチャができる。そういう事情もあり、学生たちの間では人気の宿です。オーナーは20年ほど前、島外から移住してきて、ダイビングショップを始めています」(地元住民)
万が一のことが起きたらどう責任を取るつもりなのか。あまりにもやることが身勝手過ぎる。