2019年に愛知県岡崎市のマンションで住人の河原薫さん(当時49歳)が殺害された事件の裁判員裁判で、名古屋地裁岡崎支部は9日、強盗殺人罪などに問われた同市、無職林淳一被告(42)に求刑通り無期懲役、強盗致死罪などに問われた同市、無職鈴木悠太被告(38)に懲役29年(求刑・無期懲役)の判決を言い渡した。石井寛裁判長は「危険な犯行で、人命を軽視する態度は明らかだ」などと述べた。
判決などによると、両被告は共謀し、19年11月14日、岡崎市内の河原さん方マンションに侵入、刃物のようなもので河原さんの首などを刺して殺害したほか、財布や乗用車などを奪った。
公判で被告側は「強盗について事前の合意はなかった」と共謀を否定したが、判決で石井裁判長は、2人は事前に話し合い、護身用の刃物を持って空き巣目的で侵入して金品を無理やり奪うことで合意していたと認定した。