北九州市立大は11日、2月に実施した文学部の入試で、欠席した受験生に合格を通知していたと発表した。試験の際、この欠席者の席に別の受験生が誤って座り、試験監督の確認が不十分でミスに気づかなかったことが原因としている。
同大によると、ミスがあったのは文学部比較文化学科の筆記試験。席を誤った受験生は合格点に達しており、欠席した受験生の自宅に合格通知が届くなどして発覚。同大は欠席者に謝罪し、合格通知書を回収。席を誤った受験生に対しては謝罪するとともに合格を知らせたという。
同大は「大学全体の信頼を損ねるもので、深く反省している。再発防止に向けた取り組みを強化する」としている。