慰安婦、「従軍」表現使わず=政府

加藤勝信官房長官は31日の記者会見で、旧日本軍の慰安婦問題に関し、政府として近年は「従軍慰安婦」ではなく「慰安婦」の用語を使っていると説明した。その理由として、当時の公文書に「従軍慰安婦」という言葉はなく、「特殊慰安婦」などだったと指摘。「その後の慰安婦問題をめぐる状況の変化」も勘案したと明らかにした。
同時に加藤氏は、「いわゆる従軍慰安婦」という表現を使い「おわびと反省の気持ち」を表明した1993年の河野洋平官房長官談話を継承する政府の立場に変わりはないと説明。高校教科書での慰安婦問題の取り扱いについては、「どのような事項を記述するかは発行者の裁量に委ねられている」と述べた。
[時事通信社]