生理用品無料配布へ 貧困女性を支援 水戸市が5月下旬から

水戸市は30日、新型コロナウイルスの影響などで経済的に困窮している女性を支援するため、生理用品の寄付を募って無料配布する「みとちゃん・ミモザ・プロジェクト」を立ち上げた。5月下旬から市内で配布を始める方針。
同プロジェクトは、コロナ禍による、「生理の貧困」への支援を目指し発足。迅速な配布に向け、市社会福祉協議会などの協力も得た。
生理用ナプキンについて寄付を募り、パック単位で未開封の物のみ受け付ける。寄付と配布は、市役所本庁舎の福祉総務課と子ども課▽みと文化交流プラザ5階の男女平等参画課(同市五軒町1)▽市社会福祉協議会(同市赤塚1)――の計4カ所。
プライバシーに配慮し、スマートフォンでプロジェクトのロゴを見せたり、市役所に設置した目印を指さしたりするなどの方法を検討している。詳細は市HPで随時公開する。
プロジェクト実行委員長の高橋靖市長は、「デリケートな問題で、相手に配慮しながら配布し、貧困女性をバックアップしたい」と話した。【川島一輝】