娘を10年監禁、栄養不足で凍死させる…両親に懲役13年判決…大阪高裁が1審支持

大阪府寝屋川市で2017年、柿元愛里さん(当時33歳)を自宅で10年以上監禁して死亡させたとして保護責任者遺棄致死と監禁の罪に問われた父親・泰孝(58)、母親・由加里(56)両被告の控訴審判決が19日、大阪高裁であった。和田真裁判長は、求刑通り2人を懲役13年とした1審・大阪地裁の裁判員裁判判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
判決によると、2人は07年3月から自宅内の小部屋に監視カメラをつけて、愛里さんを監禁。17年12月上旬、極度にやせていたのに十分な食事や衣類を与えずに生活させ、同月18日頃に栄養不足で凍死させた。
控訴審で弁護側は2人の無罪を主張し、検察側は控訴棄却を求めていた。