猛烈な勢力の台風2号は北上続ける 沖縄は明日以降4mの高波のおそれ

4月19日(月)15時現在、猛烈な勢力の台風2号(スリゲ)は、暴風域を伴いながらフィリピンの東の海上をゆっくりと北北西に進んでいます。▼台風2号 4月19日(月)15時 存在地域 フィリピンの東 大きさ階級 // 強さ階級 猛烈な 移動 北北西 ゆっくり 中心気圧 905 hPa 最大風速 55 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 80 m/s
明日以降は沖縄で4m超の高波のおそれ
21日(水)の波の予想
台風は今後、海面水温の低い領域に入るため勢力を落とし、明日20日(火)には「非常に強い」、23日(金)には「強い」勢力となる見込みです。今週後半は次第に進路を東に変え、沖縄の南海上を進む予想となっています。本州への大きな影響はないと考えられますが、沖縄ではすでに波が高くなってきており、明日20日(火)以降は4mを超える波やうねりが予想されています。台風が離れていくまで高波が続きますので注意が必要です。また、小笠原諸島では週後半から強風や高波の影響が出るおそれがあります。今後の情報に注意してください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。台風2号の名前「スリゲ(Surigae)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、鷲の一種の名前からとられています。「スリゲ」が使われるのは今回の2021年台風2号が初めてで、前回まで用いられていた140種類のうちのひとつ「ムジゲ(虹の意味)」から差し替えられたものです。