テレビ局が放送した女性アスリートの画像を自身が運営するアダルトサイトに無断で掲載したとして、警視庁保安課は11日、京都府精華町桜が丘3、サイト運営者、小山幸祐容疑者(37)を著作権法違反(公衆送信権の侵害)容疑で逮捕した。
競技中のアスリートの写真や動画を巡っては、日本オリンピック委員会(JOC)などのスポーツ関係7団体が2020年11月、競技会場における性的な目的での盗撮に加え、ネット交流サービス(SNS)などで淫らな言葉を加えて投稿・拡散されるケースが相次いでいるとして、被害防止を訴える声明を発表した。同月にJOCのホームページに情報提供フォームを設けたところ、これまでに約1000件の被害情報が寄せられたという。
JOCによると、情報提供フォームでは投稿されたSNSなどの媒体や被害選手の年代、競技名などを送信できる。トップ選手だけでなく、幅広い年代での被害が報告されているという。
各競技団体は会場の見回りを強化したり、無許可の撮影を禁止したりするなどの対策をしているが、被害は後を絶たない。JOCは「選手が精神的に傷つき、競技を諦めるケースもある。スポーツ庁や各団体と連携して更なる対策を講じていきたい」としている。【柿崎誠】