三原厚労副大臣、国会審議に遅刻=野党反発、採決見送り

参院厚生労働委員会は13日、三原じゅん子厚労副大臣が審議に約30分遅刻し、野党が反発したため、予定していた医療法改正案の採決を見送った。その余波で、14日の参院本会議で菅義偉首相が出席して行うことになっていた医療制度改革関連法案の趣旨説明・質疑も先送りとなった。
厚労委は午前の審議の後、昼の休憩を挟み、午後1時半に再開。しかし、三原氏がいないため野党側が理由を尋ねたところ、厚労省職員も所在を把握しておらず「行方不明」の状態が続いた。三原氏は同2時ごろに到着したが、審議は中断。野党は、医療法改正案の採決を終える前に医療制度改革関連法案の審議に入ることにも反対した。
関係者によると、三原氏は厚労省内で開かれた会議に出席していたという。
[時事通信社]