GZ認証店で3例目クラスター 大声、長時間滞在の学生6人感染

山梨県は27日、やまなしグリーン・ゾーン(GZ)認証を受けた甲府市内の飲食店で大学生の男女6人が新型コロナウイルスに感染し、クラスター(感染者集団)が発生したと発表した。大声での会話や長時間滞在など客側のルール違反を確認したほか、店側の対応も不十分だったとして対策の徹底を求めている。【梅田啓祐】
GZ認証施設のクラスター発生は計3例目。県によると大学生グループは16日、9人で2~3時間にわたって店を利用。会食時はマスクを着けていたが大声を出すなどして店側が注意していた。一方で店側も、認証基準で「90分間」と定められている利用時間を見過ごし、飛沫(ひまつ)防止用に設けた間仕切りは県が求める高さや形状と異なっていた。室内の二酸化炭素濃度を測定する機器も未設置だった。
今回の感染拡大の直接的要因について長崎幸太郎知事は記者会見で「大声での会話による飛沫感染」と指摘。店には再発防止の誓約書を提出させ、認証基準の順守や改善に向けた取り組みを見守るとして、認証の停止や取り下げは見送った。今後誓約に反した場合は「厳しい対応で臨む」と述べ、店には客の利用マナーに対する毅然(きぜん)とした対応を求めた。大学生や若年層の感染は県内で相次いでおり「若い方々には自分の行動が与える社会的影響の大きさをしっかりと認識し、利用するお店のルールを厳守してほしい」と求めた。
認証施設では昨年12月と今年4月に計2件のクラスターが発生しているが、県は決まりを守らなかったり変異株への対応が十分でなかったりしたため、としている。