茨城県と水戸市は12日、新型コロナウイルスに84人が感染したと発表した。80人台は5月17日以来だ。累計は1万111人となった。県はまた、龍ヶ崎市内にある大学のラグビー部で76人の感染が確認されたと明らかにし、部活内でクラスター(感染集団)が発生したとの認識を示した。県内で発生したクラスターの規模では3番目に多い。
県は大学名を公表していない。流通経済大は11日、ラグビー部員ら76人の感染をホームページで明らかにしている。
県の12日発表では、ラグビー部の部員65人、部活に関わる職員8人の計73人の感染が判明した。県は11日までに発表した陽性者に、別の部員3人が含まれていたことも明らかにした。3人は8日に発熱や頭痛を訴え、PCR検査で9日に陽性の判定を受けたという。
重症者はいない。76人のうち3人は、変異ウイルスに感染していることも確認されたという。
76人は全員男性で10歳代~50歳代。このうち、部員68人と職員4人は、市内3か所の寮で共同生活を送っていた。入寮中の部員は131人で、半数以上が感染したことになる。
感染経路はわかっていない。県は市中感染についても「調査中」としている。感染した職員のうち4人は自宅に住んでおり、家族らのPCR検査を進めている。部員と接触した可能性のある学生らも検査している。
県によると、クラスターの規模は、美浦村内の特別養護老人ホーム(104人)、神栖市内の高齢者福祉施設(97人)に次ぐ多さだという。