富山市は17日、市立の小中学校と市内の保育施設の計18校園で、教職員を含む計930人が下痢や腹痛などの症状で欠席・欠勤や早退したと発表した。いずれも軽症だが、嘔吐(おうと)や発熱も含めた食中毒のような症状で、市保健所が原因を調べている。
内訳は小学校9校と中学校4校で計830人、保育施設5園で計100人。市教委によると、これら13の小中学校で16日に共通して飲食したのは給食の牛乳で、市内の同じ業者から当日朝納入され、給食の前まで冷蔵保管されていたという。保育施設でも16日、おやつに牛乳が1日2回提供された。
関係者によると、13校と同じ業者の牛乳は他の学校でも提供されたが、17日時点で同様の症状の訴えはないとみられる。市保健所が、学校給食や保育施設のおやつを含めて検査用に保存された16日の食材を調べているが、欠席者らが出た学校は18日、保育施設は19日まで、それぞれ牛乳の提供を見合わせる。
また、同市内にある富山大付属小学校も17日、食中毒とみられる症状で児童18人が欠席、14人が早退したと明らかにした。16日に給食で牛乳が提供されたといい、17日は牛乳の提供を取りやめたという。
富山市では1998年にも給食の牛乳を原因とする集団食中毒が発生。冷却装置が故障したタンクで貯蔵された牛乳を飲んだ961人に健康被害があった。【青山郁子、砂押健太】