酒飲んでいた運転手、右から「人が出てきた」と供述…防犯カメラでは人影確認されず

千葉県

八街
(やちまた)市で児童5人が死傷した事故で、トラック運転手梅沢


(ひろし)容疑者(60)が県警の調べに対し、「帰る途中に飲酒した」と供述していることがわかった。梅沢容疑者は28日午後、東京都内にトラックで鉄筋材を運び、八街市の工場に戻る途中だった。県警は29日朝、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で、梅沢容疑者の自宅や勤務先を捜索し、事故に至った背景を調べている。
この事故では、市立

朝陽
(ちょうよう)小学校の男児2人が死亡、1人が意識不明の重体、2人が重傷を負った。
県警などによると、梅沢容疑者は事故直後、現場に駆け付けた警察官に対し、「(児童以外の)人が右側から出てきたのでハンドルを左に切ったら電柱に当たった」と事故の状況を説明。「トラックが止まったらひどい状況になっていた」と話した。逮捕された後も、同様の説明をしたという。
県警が近くの防犯カメラ映像などを調べたところ、児童のほかには、人影などは確認されず、供述内容と食い違っている。
県警の捜索は、捜査員計十数人で行われた。飲酒の状況や運送会社の管理業務に不備などがなかったのかも含めて調べている。梅沢容疑者の呼気からは基準を超えるアルコールが検出されており、県警は法定刑の重い危険運転致死傷容疑も視野に捜査を進めている。
県警は29日午前、梅沢容疑者を佐倉署から留置先の成田空港警察署へ移送した。マスク姿の梅沢容疑者は捜査員に連れられながら、まっすぐ正面を見て歩いた。
児童5人が被害に遭った市立朝陽小学校はこの日、臨時休校となった。市教育委員会は「昨夜時点で事故の詳細が不確かで、児童に十分な説明ができないため」としている。