自民総裁選4候補、公開討論会で論戦 野田氏「派閥を解消していくことで党の改革は進むのではないか」

菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選(29日投開票)に立候補した岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行政改革担当相、野田聖子幹事長代行の4氏は18日、東京・内幸町の日本記者クラブで公開討論会に出席した。
岸田氏は、自民党改革について幹事長代行を務める野田氏を指名し、考えを聞いた。野田氏は「派閥の在り方ですね。今回も残念ながら、それぞれの個性よりもどの派閥が応援しているかに注視している。候補者にとっては残念なこと。純粋な気持ちで自分の政策を貫こうとしているのに、必ずどこの派閥が誰を応援しているかが先に話題になることを深く考えなければならない。派閥を解消していくことで自由民主党の改革は進むのではないか」と述べた。
野田氏は、両者は不妊治療も経験したことがあることについても触れ、高市氏を指名。ジェンダー問題についてどのような取り組みを展開していきたいかについて質問した。高市氏は「女性総合診療科をもっともっと増やしていきたい。なかなか全国的な広がりがありません。障がい者が働く事業所も支えていきたい」と回答。それに対し、野田氏は「女性は政治の中で極めてマイノリティー。お互い主義主張は違いますけど、そういったところは共有して、ともに頑張って戦いましょう」と笑顔を見せた。
高市氏は、河野氏が「原子力発電所は当面稼働する」と発言したことについて具体的な期間について質問した。河野氏は「原子力発電所対応年数は40年、運転を延長しても60年です。原子力は緩やかに減っていきます。省エネでエネルギー消費をどこまで減らすことができるか、再生可能エネルギーを伸ばしていかないといけない」と主張した。
河野氏は野田氏に、将来も原子力に頼るべきだと考えているのかについて問いかけた。野田氏は「私はとても現実主義。天然ガスなどいろいろとしっかり見直していくことが国民への安心、安全への提供だと思う」と述べた。