加藤官房長官は29日の記者会見で、北朝鮮が極超音速ミサイルを発射したと発表したことについて「引き続き情報収集し、分析する必要がある」と述べ、米国などと連携して性能などの検証を急ぐ考えを示した。
日本のミサイル防衛の態勢は、超音速や極超音速で大気圏外から放物線を描いて飛来する弾道ミサイルや、低空飛行で目標を精密攻撃する巡航ミサイルの迎撃を想定している。
極超音速滑空兵器はミサイルから分離され、大気圏内を変則的な軌道を描いて極超音速で飛行するため、現在の自衛隊の装備では迎撃が困難だとされている。北朝鮮が実用化すれば、性能によっては日本にとって新たな脅威となる。
ただ、政府内では今回のミサイルは日本海に達しなかったとの見方があり、防衛省幹部は「極超音速滑空兵器にしては高度が低く、飛距離も短かった。失敗の可能性がある」と語った。