「首脳会談で日本の立場伝えて」 拉致被害者家族、岸田氏に求める

自民党の新総裁に岸田文雄氏が選ばれたことを受け、北朝鮮による拉致被害者の家族からは、問題解決に向け日朝首脳会談の実現を求める声が上がった。
岸田氏は、2014年5月に北朝鮮が再調査を約束した「ストックホルム合意」が締結された時に外相を務めていた。田口八重子さん(行方不明時22歳)の兄で、拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(83)は岸田氏について「はっきりしない人だったが、今回は立場が変わる。具体的な計画を示して動いてほしい」と話した。
横田めぐみさん(同13歳)の母早紀江さん(85)は拉致問題の解決を訴え始めてからすでに10人以上首相が交代したとして「情けない。死んでもうらみが残ると思うくらいだ」と焦燥感を募らせた。「首脳同士が話し合うのが一番大事だ。きちんと日本の立場を伝えてほしい」と願った。【斎藤文太郎】