米航空宇宙局(NASA)のジェームス・ブライデンスタイン長官(44)が24日、東京都内で読売新聞のインタビューに応じ、計画中の有人月探査について「日米の宇宙飛行士がともに月面で生活し、働く日が来るだろう」と期待を示した。月面探査車などを日米共同で開発する必要性も強調した。
米国は、現在の国際宇宙ステーション(ISS)に次ぐ新たな有人探査計画として、月の周回軌道に基地を建設し、2024年までに飛行士を月面に送り込む目標を掲げている。日本政府は年内にも計画への参加を正式に表明する見通しだ。
ブライデンスタイン長官は「日本は基地建設で大きな役割を果たすことになるだろう」と期待をかけた。「物資を運ぶ技術が重要だ。(日本が開発を進める新型補給船)HTV―Xは月周回軌道に輸送する能力があり、大変関心を持っている」と話した。
また、計画に参加する国の枠組みに関し、米国と対立が続くロシアとは「宇宙探査では長い間、協力関係にある。この関係は続けるべきだ」とする一方、月探査に意欲的な中国については「協力することは想定していない」と述べた。