1000キロ以上離れた中国から? 北海道・知床に赤い風船が飛来

世界自然遺産の北海道知床半島に24日、「慶祝中華人民共和国成立70周年」と書かれた赤い風船が飛来し、海岸線で回収された。中国建国70年となる10月1日の「国慶節」(建国記念日)を祝う風船とみられる。
24日午前8時ごろ、羅臼町八木浜町の海岸線に、風船が降りてきたのを観光会社の男性従業員が見つけた。風船は二重構造で、外側は透明のビニールの球(直径約27センチ)。その中に赤い風船(同13センチ)が入っていた。赤い風船には「中華人民共和国が誕生し、安定して栄える時代」を意味する「盛世華誕」と大きく書かれ、「国慶節」の文字も。この観光会社の役員、湊(みなと)謙一さん(69)は「落ちてきたときは、もう一回り大きかった」という。
北方領土に近い北海道東部の知床は、中国からは最短でも1000キロ離れている。釧路地方気象台では「風船の中の気体の種類と量、いつ上げられたかが分からないので何とも言えないが、高度6000~9000メートルを吹く偏西風(ジェット気流)に乗って飛んで来た可能性はある」と話している。【本間浩昭】