議員活動引退を正式表明した衆院山口3区前議員の河村建夫・元官房長官(78)は19日、山口県宇部市内のホテルで開いた後援会の会合で、関係者ら約150人に引退を報告した。引退後は民間団体の活動を通じて外交などに関わる意欲を示した。
「本来であれば、総決起大会を予定していたが……」。河村氏は、「感謝の集い」と銘打った会合で、公認争いに敗れた悔しさをにじませた。そのうえで、「ここまで頑張れたのは皆さんの支援のたまもの。31年間の経験を生かすことが残された使命と思っている」と感謝を伝えた。
引退に至った経緯について、「時の流れや政局の動き、自民党内の政権交代もあり、潮時を迎えたという思いもあって決断した」と説明。今後は、東京を中心に活動し、日韓、日中の親善に取り組む民間団体の要職を続けるとした。報告を終えると、支援者から花束を受け取った。
自民党宇部支部幹事長の志賀光法・宇部市議は「保守王国である山口の分裂選挙を避けた苦渋の決断を尊重したい。お疲れさまでした」とねぎらった。