コロナ第6波予兆か? 全国的には激減も北海道・沖縄で感染者数下げ止まり 専門家「全国的に蔓延する可能性も視野」

新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除から20日となるが、首都圏や関西圏で感染者は激減が続いている。感染ゼロの県も増えて「終息」状態のようだが、北海道や沖縄県では先週以降、増加傾向もうかがえる。下げ止まりの予兆なのか。
東京の19日の新規感染者は36人で3日連続で50人を下回った。神奈川県は10人、千葉県は12人だった。
関西では大阪府が83人、兵庫県が29人、京都府は7人だった。岩手、秋田、宮城、福島、富山、徳島、大分、熊本の8県で0人となるなど第5波のピークからは信じられないほど改善した。
気になるのが北海道だ。19日は12人と低水準だったが、14日に45人、17日には38人を記録するなど、13~17日まで前週の同じ曜日と同数または上回った。
東京医療保健大の菅原えりさ教授(感染制御学)は「これまでも北海道は全国に先行して感染が拡大してきた経緯もあり、今後、全国的に蔓延(まんえん)する可能性も視野に入れておかなければならない」と指摘する。
北海道は昨年2月に独自の緊急事態宣言を出した。4月になって全国で宣言が出た。同11月にも当時として過去最多の感染者を記録、独自に警戒度を引き上げ、自粛を実施した経緯もある。
また、沖縄県は全国で兵庫と並んで3番目に多い29人で、先週以降下げ止まっている様子だ。
北海道のワクチン接種率は18日時点で2回接種完了者が約63%、沖縄は約59%と全国平均の67%より低いが、これからどうなるのか。
菅原氏は「ワクチン接種により、従来に比べ感染の波は小さくなる可能性はあるが、中和抗体が時間とともに減少したり、ブレークスルー感染や、未接種の子供への感染といった課題もある。こうした隙をウイルスが狙うことを念頭に置くべきだ」と語った。