少年4人から暴行、長男失った母「頭がでこぼこし手がグラブのように」「命の大切さ考えて」

26年前に少年の集団暴行で中学生だった長男を亡くした女性が、中高生に命の大切さについて話す講演会が、26日に徳島県吉野川市の県立川島中学、高校であり、約500人の生徒が耳を傾けた。
講演した一井彩子さん(62)の長男は、15歳だった1995年に、大阪府堺市で少年4人から暴行され、死亡した。26日は公益社団法人「徳島被害者支援センター」主催の「命の大切さを学ぶ教室」として講演。一井さんが話す様子をオンラインで各教室に中継した。
一井さんは、搬送先の病院で「頭がでこぼこし、手がグラブのようになった」長男の変わり果てた姿を見た時や、加害者と会う決心を固めた時の思いなどを話した。そして、「被害者になるのは避けようがないが、加害者にならないように気をつけることはできる。命の大切さを自分なりに考えてほしい」と呼びかけた。
講演を聞いた高校3年の生徒(18)は「今も世の中ではいじめや差別が絶えない。相手の気持ちを考え、自分の言動に責任を持つことを心がけたい」と話した。