騎手と記念撮影して処分、調教師「恣意的で一方的な判断」…JRAは争う姿勢

騎手と一緒に写真撮影したことが新型コロナウイルス対策の禁止事項にあたるとの理由で、日本中央競馬会(JRA)に馬房を減らされたのは不当として、調教師の男性がJRAを相手取り、約700万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が28日、大津地裁(堀部亮一裁判長)であった。JRA側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状によると、JRAは感染防止対策として、調教師は騎手との撮影は不可などとする通知をしていた。しかし、男性は昨年10月10日、自身が調教した競走馬が東京競馬場でのレースで優勝した際、騎手らと記念撮影をした。
JRAは昨年11月、「調教師としての自覚を著しく欠き、競馬開催の継続を脅かす重大な行為」として、今年3月から栗東トレーニングセンター(栗東市)で男性に貸している馬房を28から26に減らす処分をした。
男性側は、違反した場合の制裁内容が明らかにされておらず、弁明の機会もなかったほか、管理する馬が減り収入減となったと主張。処分は「JRA理事長の

恣意
(しい) 的で一方的な判断による、裁量権を逸脱した違法なものだ」としている。
JRAは取材に対し「係争中のためコメントを差し控える」としている。