インターネットやコンビニ店などで市販されている、新型コロナウイルスの感染を調べる抗原検査やPCR検査のキットを巡るトラブルが相次いでいるとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。
2020年度に全国の消費生活センターなどに寄せられた相談件数は約300件。今年度は10月末時点で約450件に上る。
新型コロナに感染した男性は「同居家族が抗原検査キットで陰性との結果を得たが、その後、PCR検査では陽性と判定された。同じキットで改めて調べても陰性だった」と訴えた。「血液を自分で採取すると思わず、うまく検査できなかった」「付属の返信用封筒で唾液を送ったが、配送事業者の規定に反するとして返送された」といった相談もあった。
厚生労働省は9月下旬、医薬品医療機器法に基づいて承認した一部の医療用抗原検査キットの薬局での販売を解禁した。国民生活センターは「市販のキットはセルフチェック用で、診断はできない」とした上で、「使う場合は、医療用に承認されたものを使ってほしい」としている。