養女に性的行為、元里親に実刑判決 長野地裁「愛情はき違えた」

里子として養育していた少女に性的行為をしたとして、監護者性交等罪などに問われた長野県内の50歳代の男性被告に対し、長野地裁の支部は16日、懲役5年6月(求刑・懲役6年)の実刑判決を言い渡した。判決は「被害者が実の父親のように慕っていたのに、里親としての愛情をはき違えた。被害者は肉体的にも精神的にも深く傷ついた」と強く非難した。
判決によると、被告は昨年11月、親から虐待を受けて預かっていた少女に対し、里親の立場を利用して、自宅で性行為やわいせつな行為をした。
弁護側は公判で「性交に同意があった」と主張した。しかし、判決は被害者が「性交に応じなければ元の児童養護施設に戻され友人とも離れてしまうと思い、断れなかった」などと説明していたと指摘。「被害者が恋愛感情を抱き、性交に同意していたとは到底考えがたい」として弁護側の主張を退けた。【皆川真仁】