仙台大漕艇部監督から度重なるパワーハラスメントを受けたとして、元部員の男性(21)が大学を運営する学校法人と監督に計約4460万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、仙台地裁(高橋彩裁判長)であった。大学と監督側は「パワハラは一切なかった」として請求棄却を求めた。
訴状によると、監督は2019年4~9月、練習でミスをした男性に「君はばかか」などと繰り返し威圧的に怒鳴り、他の部員の前で謝罪を強要。男性は重度のストレス反応や適応障害と診断されたとしている。
男性側は監督とのやり取りを録音した音声データを証拠として提出。監督側は「謝罪を強要するような発言をした記憶は一切ない」と書面で反論した。
閉廷後、記者会見した男性は「今も薬がないと眠れない。きちんと事実と向き合ってもらいたい。大学に隠蔽(いんぺい)まがいのことをしてほしくなかった」と訴えた。【面川美栄】