停車中にサイドブレーキかけず『クリープ現象』に動揺し踏み間違えたか…3人死傷事故

11月17日、大阪狭山市で乗用車が暴走し3人が死傷した事故で、運転していた89歳の男は、オートマチック車特有の「クリープ現象」が起きたことに動揺し、ブレーキとアクセルを踏み間違えたとみられることが分かりました。 11月19日に過失運転致死傷の疑いで送検された、大阪狭山市の無職・横山孝容疑者(89)は17日、市内のスーパーマーケット周辺で車の急発進を繰り返すなどし、岡田博行さん(87)を死亡させ、横山容疑者の妻(90)と77歳の女性に重傷を負わせた疑いです。 警察によりますと、事故前に車は路上に停車中でしたがサイドブレーキはかかっておらず、オートマチック車特有のアクセルを踏まなくても車がゆっくり進む「クリープ現象」が起きたと見られるということです。 警察の取り調べに対して、横山容疑者は「ブレーキを踏もうとしたが、慌ててアクセルを踏んだ」と話しているということです。警察は車が「クリープ現象」で動き出したことに動揺し、ペダルを踏み間違えたとみて調べています。