“株主優待券の入札に出資すれば…”出資話を持ちかけ4億円超詐取か 会社役員ら逮捕

“株主優待券を安く手に入れて利益を得られる”などと架空の入札への出資話を持ちかけて約4億3800万円をだまし取ったとして、東京都渋谷区の会社の代表取締役ら3人が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都渋谷区の株主優待事業を手がける会社「シー・ティ・エヌ」の代表取締役で住居不定の菊田裕樹容疑者(54)、元執行役員で茨城県つくば市の熊野裕介容疑者(63)、元統括本部長で東京都台東区の上林秀克容疑者(48)の計3人です。 警察によりますと、菊田容疑者らは2019年の4月から6月にかけて、大阪市に住む男性2人に“証券会社が行う株主優待券の入札に出資すれば、その優待券を転売して利益を得られる”などと話を持ちかけ、計4億3800万円をだまし取った疑いが持たれています。実際は入札は存在せず、優待券は渡されなかったということです。 警察は菊田容疑者ら3人の認否を明らかにしていません。