復帰の小池百合子都知事が木下富美子都議に言及「進退を彼女が決すること確信している」

約4週間ぶりに公の場に姿を見せた東京都の小池百合子知事が21日、元都民ファーストで今年7月、東京都議選の期間中に無免許運転で当て逃げ事故を起こした木下富美子都議について「進退を彼女が決することを私は確信している」と話した。
この日、オンラインで行われた「全国知事会(第30回新型コロナウイルス緊急対策本部)」に都庁から出席した小池氏は、その後報道陣の取材に応え、木下氏について「二度も議会から辞職という決議が行われているということ。そして日々都民の皆様方からも苦情が都にも寄せられている。さらには都政の停滞が懸念されている」と苦言。
そのうえで、「本人がしっかりと客観的に理解され、体調も悪いということですが、まず体調を回復されまして、人生長いわけですから」と木下氏へ呼びかけた。
また、「(状況を)理解できない人ではないと私は考えておりますし、自らが出処進退を正していくことについて彼女自身が決することを私は確信しているところでございます」と強く訴えた。
小池氏は10月27日に入院、11月2日に退院し、その後自宅静養を経て、テレワークをしていた。都は18日、小池氏の過度な疲労は回復し、公務について通常通り行えると医師による判断がなされたと発表していた。