折れて倒れた木に車が衝突…突風か、栃木で被害相次ぐ

関東地方で1日未明から早朝にかけ、突風による被害が相次いだ。
栃木県の芳賀地区広域行政事務組合消防本部などによると、同日午前5時50分頃、同県真岡市西郷の民家で、物置兼車庫の屋根が飛ばされ、近くにあったコンクリート製の電柱が折れた。同市下大田和では折れて道路に倒れた木に車が衝突したほか、同市寺内でも車庫の屋根が飛ばされた。いずれもけが人は確認されていない。
真岡市では1日午前2時に最大瞬間風速12・9メートルを観測し、宇都宮地方気象台は「1日未明は前線の通過に伴って積乱雲などが発生しやすい状態で、雨や風が強くなりやすくなっていた」という。同気象台は現地に職員を派遣し調査する。
同日午前4時13分に最大瞬間風速21・8メートルを記録した神奈川県藤沢市では、住宅の窓が割れて30歳代の男性が頭を切るなど、市内で2人が軽傷を負った。